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私のプロフィールにも書いているのですが、来年大学院へ進学するということもあり、大学生向けの勉強法の本でも読んでみるかと思い手に取った本です。「効率的な本の読み方」「ノートの取り方」「記憶力を高める方法」など大学以外でも使える勉強の基本が網羅されています。
特筆すべきは、各勉強法が「〜しなさい」系の命令口調で書かれている点です。例を挙げると、
「全体像をとらえるための読み」
1 読み始める前にその勉強のテーマについて考えなさい
2 あなたの読みを導いていく質問を作りなさい
3 その本についての予備的な印象を早めに持ちなさい
4 全体をざっと読みなさい
5 その本を超えなさい
6 読みながら重要なポイントをメモしなさい
7 新しい所を読む前にあなたのメモを見直しなさい
8 知識を獲得することについて問い直しなさい
いいですよね。こういう命令口調。
ビジネス書ではよく「〜しなさい」系の命令口調の本がベストセラーになりますよね。例えば、『3分以内に話はまとめなさい』や『「1日30分」を続けなさい』、『情報は1冊のノートにまとめなさい』など。
「〜しなさい」系のビジネス書ってたいていスキル本ですよね。一般的にスキル本って若い読者が多いと思うのですが、それが「〜しなさい」系がウケる一番の理由なのかもしれません。
つまり、若いビジネスマンは仕事のやり方について大いに悩んでいる。どうすれば能率が上がるのか、どうすれば評価されるのか、試行錯誤を繰り返し悶々とした日々を送っている。そんな暗中模索の中、成功したビジネスパーソンが「仕事はこうやりなさい!」とガツンと言ってくれれば、まさに天使が舞い降りて来てくれたような気分になる。
かつて、人は窮屈な状態におかれると自由を求めるが、いざ自由になってみると何をやってよいのか分からず逆に自由から逃走すると言った人がいました。同じように、仕事に悩んで何をやっていいのか分からない状態というのは当人にとっては非常に苦しい状況なのです。だからガツンとやることを指示して道を示してもらった方が安心して仕事ができる。
この『大学で勉強する方法』も、勉強法に悩んでいる人にガツンと命令口調で道を示してくれる良本です。ページ数も100ページ以下とコンパクトなので30分くらいで読み終えることができると思います。効果的な勉強法に悩んでいる方、勉強の基本を再度考えてみたい方などにおススメな1冊です。
最後にひとつ引用を。効率的に勉強するためには対象に興味を持てとよくいいます。しかし、その「興味の持ち方」については教えてくれる本はあまり多くありません。この本ではそんな「学習内容に興味を持つ方法」として次のようなコツを紹介しています。
1 いろいろなところから、いま学んでいる教科についての情報を集めなさい
2 新しい情報とあなたがすでに知っていることを結びつけなさい
3 新しい情報をあなたのものにしなさい
4 新しい知識を実際に利用しなさい
5 関連する資料はいろいろな授業で利用しなさい
自分が知っている情報が多くなり、頭の中のいろいろな知識とつなげていけば、自然と対象への興味も増してくるというわけです。これなら自分の関心のない分野にも興味を持てるようになれそうですね。
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