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こんにちは、サンシローです。
いよいよ佳境(?)に入ってきた文書術特集。
もともとこの様な「特集」形式を始めた理由は、
何もテーマを決めず、ただその時その時の興味に合わせてビジネス書を乱読して行っても、一過性の知的好奇心が満たされるだけで、己の成長にはそれほど結びつかないのではないか。
と、ある時ふと思ったからです。
(長い文ですね。こんなに文章本読んできたのに…汗)
私自身、このブログを初めてビジネス書をひたすら読んで記事にしている内に、「これは果たして自分の身になっているのだろうか?」と疑問に思うようになってきました。
書店をぶらぶら歩いたり、amazonを見たりして面白そうだなと思った本を手に取る。そして読んで面白かったら記事にする。
それはそれでいいんです。でも私の場合、それを繰り返していて、ふと振り返った時に、何か特定のスキルや知識が身についたかというと…何も残っていないような気がしたのです。
「平成進化論」の鮒谷周史さんも、11月12日 (水)のメルマガで、
「一つのテーマを深掘りすることで、学習を効率化する」
と書かれていました。
何かテーマを決めて勉強すると、頭の中で学んだ知識が有機的に結び付きネットワーク化していきます。スキルもテーマを決めて集中的に学べば、習慣化が促進され上達が早くなると思います。
テーマを決めない乱読も、全く本を読まないよりはマシです。(私も本来は大好きですし…)しかし、忙しい社会人・ビジネスパーソンであれば、自分のテーマに沿った学習を優先させた方が良いのではないでしょうか。
自分がスキルをアップさせたいテーマ、知識をつけたいテーマを真剣に考え、それに照準を合わせて読書をする。テーマを決めない読書には別に時間を作り、あくまでテーマ学習を優先する。その方が後あと自分に残るものも必ず多いと思います。
ちなみに私の場合ですが、そろそろ「文章術」も一段落しそうなので、それ以降は「思考術」「経済」「英語」などの特集を予定しています。
日々の自分の「悩み」を分析し、学ぶべき知識、上達させるべきスキルを定めて勉強していく。これからもそんなスタンスで実践して行きたいと思います。
さて、前置きが長くなりましたが本の紹介に参りたいと思います。
【お悩み】
これまで様々な文章術を見てきましたが、では、そのような「技術」を身につけるには、いったいどうすればよいのか。
技術を身につけるためには練習が必要です。
「書く力」を鍛えるためには、いったいどのようにトレーニングすればよいのでしょうか。
【効く!サプリ】
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齋藤孝さんの『原稿用紙10枚書く力』は、文章を書くことを「スポーツ」と捉えて、その上達の方法を述べた本です。
【目次】(楽天Booksより)
プロローグ 書くことはスポーツだ
なぜ十枚書く力が大切か
「量から質」が文章上達の近道 ほか
第1章 書くことは考える力を鍛える
書く前に考える
思考力を鍛える ほか
第2章 「書く力」とは構築力である
「引用力」をつける
「レジュメ力」をつける ほか
第3章 「文体」を身につける
文体が文章に生命力を与える
文体は立ち位置で決まる ほか
文章を書く能力の本質について、とても平易な言葉で分かりやすく書かれています。以下参考になった点を抜粋してみます。
■「量から質」が文章上達の近道
文章の質は、読書体験や人生経験、才能などによって左右される。
急には上げられない。そのため、まずは量をこなすことで質を上げると考える。
量をこなしたほうが文章の質は早く上がる。量をこなしていくと、
「こんなに多い枚数を書けるだろうか」といった精神的ストレスから
解放されて、無駄なエネルギーを使わず書けるようになる。
■意味の含有率を高めよう
書くことにおいては、そこにどの程度「意味」が込められているかという、
「意味の含有率」が重要。夏目漱石などの文章は、無意味な文章がほとんどない。
次の文章は必ず前の文章と違う、その文章なりの意味を持つように書かれている。
■性格の違う三つのキーコンセプトをつくる
あるテーマで論文を書く際などは、性格の違うキーコンセプトを3つ取りだして、
その3つをつなげる論理を組み立てていく。性格の違う3つをつなげることで、
複雑さが生じて、自ずとオリジナリティが出てくる。
■自分のポジションを決める
自分のポジションが決まると、話しやすいし、書きやすくなる。
例えば新聞記者になったつもりで書いてみる、など、
自分がどういう立場に立つか仮定して、書いてみることは有効な練習になる。
【感想】
齋藤孝さんの著書の特徴として、どれも読むと勇気が湧いてくるポジティブなエネルギーに満ちていることが挙げられます。
その秘密は、「あらゆる能力を上達可能な技として捉える」という部分にあるのではないかと思います。
「文才」という言葉があるように、本来は文章の巧拙も才能で片づけられてしまいそうな所を、齋藤さんは「上達可能な技」として捉えてその秘訣を詳細に説いてくれます。
このようにポジティブであると同時に、普段私たちが忘れがちな本質的な問題に気づかせてくれるのも齋藤さんの著作の特徴です。
本書でも、思わずドキリとしてしまったのが下記の文章。
【効く!コトバ】
「本当に書きたいことを書くのは、本来、とても辛い作業なのだ。ところが、自分の中に溜めずに、小刻みにいつも吐き出していると、内圧を高めるどころか、内圧を低くするだけである」(P.182)
ブログで書きたい内容を小刻みにアウトプットするのもいい。しかし、それで自分の中の考えを安直に完結させてしまってはいけない。自分の考えを掘り下げて、しぶとく考え続けることが重要なのだと、自分への戒めにしました。
本書も文章を書く力をアップさせてたいと思っている方に、ぜひオススメの1冊です。
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タグ:文章術





















