2008年11月18日

【特集:文章術】最強の日本語作文教本―本多勝一『日本語の作文技術』

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こんにちは、サンシローです。

本日は更新が午後になってしまったので(汗)、いきなり本の紹介に行きたいと思います。文章術特集の続きです。

【お悩み】

世に文章を指南する本は数あれど、一つ気になることがあります。

文章とはいくつかの文が集まって一つの思想を表現したもの。ではこの「いくつかの文」それぞれはいったいどうやって書いたらいいのだろう…?

「何をバカなことを、単文なんて誰でも書けるじゃないか」と言われそうですが、そんなことはありません。

実際、自分の思ったこと、考えたことを文章にしようとした際、一文を書くのに結構悩むことはありませんか??

 どういう言葉を使えばいいか?
 どういう語順にすればいいか?
 句読点はどう打てばいいか?


などなど、実は一文を書く中にも、頭を悩ませる課題は数多く存在しているのです。

例えば、

 私はあの猫は隣の家の飼い猫だと思った。

この文、文法的には間違いはないと思うんですが、何となく読みにくい気がしませんか…?

【効く!サプリ】

文章に携わる方であれば、恐らく読んでいない人はいないであろう名著、本多勝一さんの『日本語の作文教室』は、そのような「一文を書く悩み」に答えてくれる数少ない本です。

日本語の作文技術 (朝日文庫)日本語の作文技術 (朝日文庫)
本多 勝一

朝日新聞社出版局 1982-01
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【目次】

 第1章 なぜ作文の技術か
 第2章 修飾する側とされる側
 第3章 修飾の順序
 第4章 句読点のうちかた
 第5章 漢字とカナの心理
 第6章 助詞の使い方
 第7章 段落
 第8章 無神経な文章
 第9章 リズムと文体
 第10章 作文技術の次に
 <付録> メモから原稿まで

文庫版の初版が1982年というだけあって、使われている言葉や事例が若干古い感じもしますが、書かれている内容は全く色あせていません。これほど精密に日本語の文の書き方を分析している本は、一般向けの書籍では他にないのではないでしょうか。

この本は、全ページに文を書く上でのあらゆる示唆が詰まっている正にバイブルのような本なのですが、あえてポイントを抜き出すとするなら、それは「修飾語の語順」と「句読点」です。以下簡単に内容をご紹介します。

■日本語に「主語」は存在しない

 日本語は述語が大黒柱の言語。本来主語は存在しない。
 あるのは「主格」であって、これは連用修飾語の一種と見なす。

 例)「想えば、講義に類することは私にとってこれが生まれて初めてでした」

   →「初めてでした」という述語以前はすべて修飾語。

■修飾語の語順の原則

 @節を先にし、句をあとにする。

  例)×速くライトを消して止まらずに走る。
    ○ライトを消して止まらずに速く走る。

 A長い修飾語は前に、短い修飾語は後に。

  例)×私は明日はたぶん大雨になるのではないかと思った。
    ○明日はたぶん大雨になるのではないかと私は思った。

 B大状況から小状況へ、重大なものから重大でないものへ。

  例)×豊かな潤いをもえる若葉に初夏の雨が与えた。
    ○初夏の雨がもえる若葉に豊かな潤いを与えた。

 C親和度(なじみ)の強弱による配置転換

  例)×初夏のみどりがもえる夕日に照り映えた。
    ○もえる夕日に初夏のみどりが照り映えた。
    (「みどり」と「もえる」は親和度が高いので遠ざける。)

■句読点の原則

 @長い修飾語が二つ以上あるとき、その境界にテンをうつ。

  (重文の境界も同じ原則による。)

 A原則的語順が逆順の場合にテンをうつ。

  例)渡辺刑事は、血まみれになって逃げ出した賊を追いかけた。

 B筆者の考えをテンにたくす場合として、思想の最小単位を示す自由なテンがある。


【感想】

私はこの本を読んで、文章を書くことに関して蒙が一つ啓けました。

今まで単文を書くときでも、「どういう語順が良いのか」といちいち悩んでいたのですが、この本は語順に関して明確な指針を私に与えてくれました。

主語は必ずしも英語の様に文頭に持ってくる必要はない。主語も修飾語の一種なのだから、他の修飾語と合わせて吟味して、上記の原則に従って最適の語順を選べばいい。

いつのまにか私は、義務教育から続く「SVOC」教育のせいで、無意識の内に主語は文頭に来るべきだと思い込んでしまっていたのでした。

冒頭に出した例は、

 あの猫は隣の家の飼い猫だと私は思った。

と書いていいのです。

このような「語順の原則」の他にも、本書には、句読点の原則、助詞の原則、無神経な文章の特徴など、読めば飛躍的に作文力がアップしそうな内容が目白押しです。

文章を書くことに多少なりとも意識的な方には是非読んでいただきたい1冊です。

【効く!コトバ】

「私たちは日本人だから日本語の作文も当然できると考えやすく、とくに勉強する必要がないと思いがちである。しかしすでに先の実例でもわかる通り、書くことによって意思の疎通をはかるためには、そのための技術を習得しなければならない」(P.17)

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タグ:文章術
  
posted by サンシロー at 14:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文章の悩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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