2008年11月12日

【特集:文章術】文章の暗黙知を身につける―林望『文章の品格』

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おはようございます、サンシローです。

そろそろ来年のカレンダーを買う時期になってきましたね。

カレンダーって、部屋の壁とかに貼られて1年間、その家に住んでいる人たちに見られ続けるのですから、結構おいしいポジションだと思います。

使っている方としては、1年間もの間、見慣れているわけですから、特に不満がなければ、来年も同じ所が出しているカレンダーを使いたいという気分にもなりますよね。

今私の部屋には、日本の美しい四季の風景が印刷されたカレンダーが掛かっています。結構気に入っていて来年も使いたいんですけど、会社員時代の取引先に貰った非売品でもう入手は難しそうです。困ったなあ…

さてさて、それでは本日も本の紹介に移りたいと思います。

【お悩み】

これまで多くの文章術の本を紹介していましたが、「技術」ではどうしても学べないことがあります。

「文は心なり」の精神で言えば、書き手自身の心、マインドといったものは、ノウハウで簡単に身に付くものではありません。

この「心」と密接に関係しているのが、文章を書く上での「暗黙知」です。最近は「ディープスマート」とも言われてますよね。

「暗黙知」とはその名の通り、明確に言語化することができない体験的な知覚のこと。

文章を書く上でも、書き出しの重み、文章の流れ、表現の仕方などに、技術化できない「暗黙知」が潜んでいるのです。

ではそのような「暗黙知」を修養するにはどうすればよいのでしょうか?

【効く!サプリ】

林望さんの『文章の品格』は、品格のある文章を書くための修行法について書かれた本です。

文章の品格文章の品格
林 望

朝日出版社 2008-10-18
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【目次】

 1章 文章の品格とは?
    ワンランク上の文章上達術
    文章の基本は「日ごろの話し言葉」にある
    品格のある文章とは? 他

 2章 極意の文章術
    プロの文章はどこが違うか?
    独りよがりの文章は誰も読まない
    読まれる文章の秘密 他

 3章 最高のお手本
    お手本を見つけ、文章の呼吸を知る
    好きな作家の作品を筆者すると、文章の秘儀がわかる
    私の文章修行法 他

 4章 古典は感動の宝庫
    古典はとにかくおもしろい
    映画の名場面を見るように古典を読む
    古典こそ、まさに「生きた文学」 他

タイトルが固いので、スルーされる方が多そうですが、「美しい文章を書くための“暗黙知”を修養する方法を学ぶ」、という観点で読めば、非常に有益だと思います。以下何点かポイントをお伝えします。


■文章の基本は「日ごろの話し言葉」にある

 まず文章を書く前に「思い」がある。その思いを言葉にする際に、
 「話し言葉」で考える。文章の根には「話し言葉」が伏在しているので、
 そこをよく矯正して磨かないと、必然的に文章もまた磨かれない。

■世阿弥の「離見の見」

 芸というものは、独りよがりではいけない。今自分の演じている姿を、
 一度冷静に自己を離れて、見物人から見たらどう見えるかという
 立場になって見直してみるのがよい。

 文章も同じように、どう読まれているかを見なおす必要がある。

■お手本を見つけ、文章の呼吸を知る

 絵画は本来、独創的であるべきだが、その独創のためには模写から
 始めなければならない。文章も同じように、良い文章を「筆写」するとよい。

 良い文章を筆写していくことで、文章の「呼吸」(適切な句読点の打ち方、
 文章の書き出しや締めくくりの大切さ、起承転結というような進め方など)
 が分かってくる。

■好きな作家の作品を筆者すると、文章の秘儀がわかる

 文章を綴ることの王道的練習は、「自分にとってのアイドル作家の文章を真似る」
 ということ。その第一の着手は「丸写し」をすること。

■古典を読むと、豊かな表現力が身につく

 古典には、日本語を豊かにしてくれる多くの語彙や、描写のヒント、
 日本の人情や風景の美しさなどがたくさん含まれている。それらを、
 心の中に蓄えておくことは、文章を書く時に大いに役立つ。


【感想】

本書はB6判変型で106ページという小型の本ですが、文章の本質に触れた濃い内容でした。

文章の「呼吸」を見につけるためには、良い文章を繰り返し筆者すること。私は、こういう昔ながらのストイックなトレーニングが結構好きなんです(笑)野球でいう素振りみたいなものですよね。

どんなに技術を知っても、それを自分に血肉化しなければ意味がない。血肉化するためには、地道な反復練習がどうしても必要になってきます。

そうやって、日々飽くなき鍛練を続けていく中で文章の「呼吸」≒「暗黙知」が身に付いてくるのですね。

私のようにストイックなトレーニングが好きな方にはオススメの文章本です。

ところで、この本のように、小粒でもピリリと辛い本といえば、何といってもジェームズ・W・ヤングの『アイデアのつくり方』です。

アイデアのつくり方アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング

ティビーエス・ブリタニカ 1988-03
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こちらも、B6変形版でページ数は100程度。この小さな本の中に、アイデアとは何か、アイデアを量産するにはどうすればいいのか、といった知恵が凝縮されています。

両方とも、「本当に大事なことは少ないページ数でも伝えられる」という良いお手本のような本でした。

【効く!コトバ】

「ふつうの人にとっては、なにかお手本になる『ひながた』があって、それをせっせと真似て書いているうちに、次第に、かつ自然と、お手本を離れた自分独自の色合いができてくる、とそれが、より『ありうる筋書き』ではないでしょうか」(P.62)

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文章の品格林 望

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タグ:文章術
  
posted by サンシロー at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文章の悩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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